より良いデザインをするために。
より充実した人生を送るために。
2012年、ワヴデザインは「働き方すらもデザインしたい」という思いから、11ヶ月働いて1ヶ月休む、という試みを始めました。
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Wab Design INC. / ワヴデザイン
WEBをはじめ、印刷物からモーショングラフィックまで制作を手掛けるインディペンデントなデザインスタジオ。
www.wab.cc

Author

米田 秀

Shigeru Yoneda

テクニカルディレクター

組込み系SEとしてデバイスドライバのポーティング等に従事。独学期間を経て、2008年Wab Design INC.に入社。


 

フィリピンに1ヶ月英語留学に行くことにした。


1ヶ月休み制度を使ってだ。

なぜ英語を勉強するかというと理由はいろいろあるけど、一番は「海外で住める能力を身につけたい」から。グローバル化という言葉をよく聞くけど、日本だとあまり実感しない。ただ知り合いの英語を話せる人は、転職で海外に行ったり、やすやすと国境を越えていく。

楽しそう。うらやましい。そんな風になりたい。

「キャリアアップのために英語は必須だ」「社内公用語を英語にします」「TOEIC何点以上じゃないと就職できない」などなど、英語を学び始めるキッカケは様々だと思うけど、「純粋にやりたい」という心の欲求からの動機は強いはず。

勉強するならどんな方法が良いか?

やはり日本にいると英語に触れる機会が少ない。
(そもそも日本には外国人が少ない…)
よくいわれることだが、日本人は中学校から英語を勉強してるのに話せる人は全然いない。ネイティブの先生に教わったりもあったけど、やはり学校という環境では恥ずかしくて積極的に話そう。とはならない。(それはそれで日本の良い部分でもあり悪い部分でもある国民性)話さないから聞き取る力や言い回しなども身に付かない。

一番自分に足りないのは英語に触れる時間だと考えて留学することにした。

留学先は今話題になっているフィリピン。
1ヶ月マンツーマンレッスンで食事、宿がついて10万円程度。
その安さはやはり魅力的。

あまりフィリピン=英語のイメージは無かったけど、公用語は英語で英語を話す人口も世界第3位だそう。ネイティブの人たちからすると訛っているとか感じるらしいけど、初心者には問題無さそうだ。むしろフィリピンの人たちもあとから英語を学んでいるので、生徒の気持ちもわかり、教え方もうまかったりするそう。

ということで、社内で相談し行くなら今しかないと急遽翌週の週末からフィリピンに旅立つことになった。

今まで英語に全く興味もわかず、英語の成績も散々だった僕がどんな留学生活を送ることになるんだろうか…


こんな本があるほど、フィリピン英語留学は話題になってる。
ここ数年、日本人の留学生が増えてるみたい。

フィリピン行きが決定したらもう時間がない。
早速ネットで代理店を探してみる。
いくつかあったけど、決めたのはここ。

■フィリピン留学ドットコム
http://www.philippine-r.com

理由は、新宿にオフィスがあって直接話しが聞ける機会があったことが一番かな。あと学校はLIFE CEBUがいいかなーと思っていたら、代理店の担当の人もLIFE CEBUに通っていたことがありオススメしてくれたことも、この代理店に決めたポイント。

個人相談の場で、1週間後に留学したいのですが大丈夫ですか…?と聞いてみると、問い合わせから3日くらいで出発した人もいるそうで、何とかなりそう。

LIFE CEBUの部屋状況を問い合わせてもらうと、2人部屋か4人部屋が空いてるとのこと。3人ぐらいがちょうどいいかなと思っていたが仕方ない。安いし4人で決定。

必要書類をまとめてもらって、メールでやりとり挟んで、手続きはスムーズにいった。

飛行機の予約は自分で行う必要がある。
初めての海外旅行なんでフィリピン航空の成田からの直行便往復を予約。気持ち3〜5万円くらい安い大韓航空のソウル経由もあるけど、初めての海外旅行で乗り換えはハードルが高かったのでやめた…

パスポートも出発の前々日に無事受け取り完了!気持ちが高まる。

100くらいある学校から選んだLIFE CEBU。
場所はリゾートのセブ島市街地。

学校やコースによっては門限が厳しかったり平日外出禁止だったり、さまざま。 LIFE CEBUは厳しいスパルタコースもある。授業も大事だけど、外に出歩いて現地の人と英語で話す機会を多く持ちたかったので、通常コースを選択。

スーツケースは会社の人に借りて、ついでに日本のふりかけ、レトルト食品も頂いた。

出発前日、新宿のハンズや紀伊国屋で色々購入…のはずが、紀伊国屋が閉まり、参考書買えず…空港行く前に寄ることに。

持って行ったものはこちら↓
(面倒くさがりのせいでほとんどは出発前日に買ったけど)


・辞書
iPhoneアプリでWISDOM2を買っていった。
1000円くらい。

・ノート、筆記具

・参考書
発音、文法、熟語の参考書と、ネイティブのフレーズ集。
発音の参考書は、舌をココにつけて、こうすればrの発音が出来るなど書いていて、うまく真似できない時にこれが役に立った。

・薬
家にあったバファリンと風邪薬を持って行ったが、期間中の大半、体調が悪かったのですぐに無くなった…
多めに持っていくのがオススメ。

・ふりかけ、レトルト食品
ふりかけは、学食に飽きた時にあると嬉しい。
寮では火が使えないので、火をつかうレトルト食品はNG。

・服
下着も含めて3-5セットくらい。
基本はTシャツで過ごせるけど、冷房効きすぎの場所もあるので、長袖は1枚は必須。

・上着
冬の日本を出発するので、ユニクロのウルトラライトダウンを着ていった。小さく丸まるので、かさばらず嬉しい。

・証明写真
学生証に使ったりするそうで、数枚必要。

・パスポート

・現金
5万円くらいもっていったかな。

・クレジットカード
海外のATMでキャッシングできるものが便利。
けど持って行ったやつはキャッシング出来なかった…

以下は使わなかったもの

・変圧器
フィリピンは220V。
だけどMacとiPhoneしか電気製品使わなかったので要らなかった。
(Apple製品はの電源は、どこでも使える)
ドライヤーとか使う人は、現地で買ったほうが楽かも。

・耳栓、アイマスク
一回も使わなかった。

・洗濯用の紐、洗剤
クリーニングのサービスで充分 。

これくらいあれば不便は無かった。
必要なものがあれば現地で購入できる。

海外行くときも、帰省する時みたいにPCと充電器くらいでフラッといけるようになりたい…

朝方までパッキングして、いざ出発。
新宿で買い物、証明写真をはさみ成田エクスプレスで成田まで。
ガラガラで快適。

不安に思ってた飛行機、入出国の手続きもほとんど言葉を発することなく通過。システマティック。
ドキドキしてたのが悔しい。

ドキドキしながら空港に到着。
お出迎えが来てるらしいので探すと他の学校のお出迎えの人もいて探すのも大変。4〜50人くらいいたんじゃないかな?

その中からLIFE CEBUの文字の書かれたボードを見つけ出し、持ってるお兄さんに代理店から渡された紙を見せる。
どうやらお兄さんは韓国人。
LIFE CEBUと書かれた学生証みたいなのと学校の地図とか書かれた紙を渡される。あとペットボトルのお水。

そして英語で何か言ってくる…全然わからない……

なんとかジェスチャーを汲み取ると、真っすぐ行って曲がったところに行けとのこと。よくわからないけど、言われたところには待合室のようなロビーがありその先にタクシー乗り場。

渡された地図によると空港から学校まではタクシーで30-40分。
なんとなく会話を思い出すと「40分」という単語を言っていたような……

うーん、勝手にタクシーで行けということなのか。

まあ学校への行き方は事前に調べてるし、なんとかなるやろ!と思いタクシーに乗り込む!

紙見せてDo you know?って聞くくらいだったけど、なんか違和感。
本当に思ってることを伝えようとして英語を使ったのは、これが初めてかもしれない。これが生きた英語や!と思いながら連れってってもらう。

到着して部屋にいると、日本から持ってきている携帯電話に連絡がきた。おお、誰だ、、?
でると、さっきのお迎えの韓国人だ。

どこにいる?ときかれウィンランドタワー(学校のあるコンドミニアム)と答える。どうやら韓国からの飛行機が40分後に来るから、ロビーで待っとけと言っていたらしい。

そうだったのか。しらん。

英語の勉強しにきてる日本人に日本語話せない人を出迎えによこすな、と思いながら、眠りについた。

ちなみに、お迎えのお兄さんは日本語話せなかったけど 、学校には日本語話せるマネージャーがいるので安心。


ウィンランドタワーの周辺はけっこう田舎な感じ。
夜中、タクシーで着いた時はホントにここか不安になって、何回も運転手さんに確認したのもイイ思い出。

1週目初日。
新入生が集められて自己紹介などする。

自分と同時期に入ったのは20人くらいかな。
日本人、韓国人それぞれ10人ずつくらい。
韓国の大学は今、休みらしくて学校全体では韓国人の方が多い。
3月くらいになると日本の大学生が増えてくるらしい。

自己紹介ではイングリッシュネームを決める。
自分はYoneにしてみた。
けど、フィリピンの人は「ヨニー」て呼んでくる。
「ネ」って言いにくいみたい。

最初は頑張って名前を覚えようとしてたけど、英語の名前が全然頭に入ってこなくてすぐ諦めた…
けっきょく気が合う人とはよく話すのですぐ覚えることになる。

あと大学の専攻、宗教も自己紹介する。
このへんは文化の違い。

その後、実力判定のためのテスト。

筆記試験と個別でインタビュー形式。
中1レベルの問題から、たぶん高校レベルの問題だと思う。(大学レベルの問題は、大学で英語の勉強した記憶が無いのでわからん)

英語はほとんど忘れてたので散々な結果だと思うが、これが1ヶ月でどうなるか楽しみだ。オリエン中もよくわからない説明はとなりの日本の人に聞いてたくらい…

久しぶりに自己紹介とかテストとか、わからないところを隣の人に聞いたりして学校ってこんな感じだったなーって思いだした。懐かしい。



オリエン後、アヤラモールへ連れっててもらう。
アヤラモールはでっかいショッピングモール。

とりあえず日本人のバッチメイト(同時期に入学した生徒をバッチメイトと呼ぶ)に換金に連れてって貰って、あとは携帯電話も購入。
今思えば簡単だけど、最初はCan I have 〜も出てこない…

知識と実行がつながってないなと実感。そのうち慣れるでしょうと思い、Can I have〜を頭の片隅においておく。

その日はアヤラモールで解散。バッチメイトとドミトリーの近くで食事したりして就寝。


フィリピン料理は、だいたい肉。
ビールはサンミゲルかレッドホース。
1000円あればお腹いっぱい食べてもお釣りが来る。 
サンミゲルライトを毎日飲んでた。

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