より良いデザインをするために。
より充実した人生を送るために。
2012年、ワヴデザインは「働き方すらもデザインしたい」という思いから、11ヶ月働いて1ヶ月休む、という試みを始めました。
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Wab Design INC. / ワヴデザイン
WEBをはじめ、印刷物からモーショングラフィックまで制作を手掛けるインディペンデントなデザインスタジオ。
www.wab.cc

Author

米田 秀

Shigeru Yoneda

テクニカルディレクター

組込み系SEとしてデバイスドライバのポーティング等に従事。独学期間を経て、2008年Wab Design INC.に入社。


2週目の週末。
バッチメイトと隣の島「ボホール島」に観光に行くことになった。

隣と言っても、ドミトリーから40分程度タクシー移動して、そこから高速船で4時間くらいかかるのでけっこう遠い。

ボホール島は、船上で食事したり、世界最小の猿がいたり、珍しい地形のチョコレートマウンテン、アナコンダさわれたりと1日じゃ回りきれないくらい観光名所盛り沢山なのでオススメ。

こうして日本人、韓国人と一緒に生活していると、それが当たり前になって人間、スグ慣れるもんだなと実感。
「日本ならどこに住んでてもなんとかなるやろう」と思っていたのが、「地球ならどこに住んでてもなんとかなるやろう」っていう気持ちになってきた。

港に向かう道中。
道端で休憩?してる人たちの笑顔をみると、大学の時ちょっとだけ働いたコンビニのバイトの休憩中、店の前でユニフォーム着てタバコ吸ってたら店長に怒られたことなんてどうでもよくなる。
深夜なのに…
誰も居ないのに……
(すみません。僕が悪いんです)



こんな船に乗ってゆったり川下り。

 


専属の虫を追い払う人がいるので快適に食べられる。



川の真ん中に専用の船があって、そこでバンブーダンスやってくれる。

 


ダチョウさん。くさい。

 


アナコンダ。おじいちゃんらしく大人しい。



バッチメイトたち。20代から30代半ばまで。
楽しいメンバーに恵まれた。

今日はグループ授業内でピザを食べた。

グループ授業は1日に2コマあって、生徒3-4人のクラス。
内容はテーマによって、ディスカッションしたり、自分の意見をプレゼンテーションしたりと話す中で文法の間違いや、より良い言い回しを先生が教えてくれる。

韓国人と話していると彼らの日本人が大人しいといわれる理由がよくわかった。彼らは文法、発音は気にせず、まずは自己主張する。自己主張が過ぎるという印象がある人もいるかもしれないが、僕が話した韓国人たちはみんな人の話をちゃんと聞ける。
単純に日本人が自分の考えを言葉にする力が足りないだけじゃないかな。

宿題忘れのペナルティでピザを差し入れることになったMonica
不真面目だけどプレゼンの中にクイズを入れたり見習う部分もある。

 


同じくペナルティで歌を歌うTop

3週目、バッチメイトが一人帰国する。

毎週卒業生がいるので、水曜あたりに有志によるお別れ会が開かれる。近所で食事(だいたいBBQ)して別れを惜しむ。

フェアウェルパーティーはお別れ会と言いつつも、その週の入ってきた人やだれでも参加可能なパーティー。近所の美味しいお店や先生の情報などの学校の話から自分の国では何やってるのかなど交流できる。

来週は自分が卒業かと思うと名残惜しくなる…

松本さんが1ヶ月休んだ時もだったが、待ってる方は意外と早いな。もう帰ってきたの?という感じになる。けど、1ヶ月別のことを体験してる方は時間の流れ方がぜんぜん違う。

毎日新しい発見があったり、新しい人にあったり。
この濃密な過ごし方は心地よい。

バッチメイトでなくても、授業が一緒だったりで仲良くなる。

 


彼は自習室でまじめに勉強してる姿が印象的だったが、卒業3日前くらいに門限守らずキックアウト(退学)に…
門限破ったり、部屋でタバコや酒を飲んだりするとWarning Cardをもらう。4枚くらい貯まるとキックアウトになる。

卒業する前週の金曜日(僕の場合は3週目の金曜)、卒業テストが行われる。

内容は入学時におこなうテストのようなもので、どれくらい成長したかを判定してくれる。

3週間、英語の環境にいただけあって耳が慣れてたり、英語自体に慣れてきてるのかリスニングの力はついているみたいだった。

インタビュー形式では、質問の意味も理解できて簡単な文章ではあるが言いたいことも言えるようになった(はず)。


他の人は授業中。一人ひとり、前もって伝えらる時間にあわせて試験の部屋に向かう。この頃になると一人で行動することに不安もなくなる。すごい成長だ。

最後の週末、シキホール島というところに行こうといろいろ調べていたのだが、ちょっと遠くなかなか予定が合わずキャンセルに。
仕方なく昼間はドミトリーでボケっとする。

思い出すと色々行ったなー。

サント・ニーニョ教会入り口。
活気に溢れてる。

 

フィリピンの人はほとんどキリスト教だそう。
中は子供からお年寄りまで、真剣にお祈りしてた。

 

協会の近くのマゼランクロス。
マゼランはここでラプラプ王に殺されたそうだ。
フィリピンではラプラプ王が英雄とされているようだ。

 

マゼランクロスの周りではお供え用のロウソクを売ってる。
おばあちゃんも元気。

 

サンペドロ要塞。大戦時、日本軍占領下となり捕虜収容所としても使われたそう。そういった事実は知らなければいけない。

 

いろんなところでバスケしてる。

 

海岸もキレイでアメリカ西海岸を思い出す。
行ったことないけど。


 

Jazz’n Bluz。
日本人がオーナーで東京のブルーノートを意識して作られたそう。


マルコポーロホテル最上階のBLUE BAR。
初めて行った時は定休日。無事リベンジ出来た。

 


今思うと先生をはじめフィリピンの人たちはみんな笑顔だった。

毎晩のように行った近所の飲み屋の店員さん達。

 


飲み屋で出会ったおじいちゃんにビリヤードを教わるAndy。
気軽に話しかけてくる人は多い。日本好きの若者に歴代戦隊物の主題歌を延々見せられた時はさすがに疲れた。
みんなタトゥー入ってて見かけ怖いし。
いい人ばっかりやってんけど。

 

SMモールのビンゴ場であったおばあちゃん。
娘が3人、日本に嫁いだそう。

 


ショッピングモールのレジの人。
2〜3人にいて、カゴから出す人、ピッてする人、袋に詰める人と分かれている。
カメラ目線で余裕ぶっこいてるが、基本的に作業は遅い。
のんびり屋さん。

 

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