Mar 10th, 2017
10.やはりひとり
24日目。今回の旅の最長行 41km!
身体が慣れているので、それほど辛くなくなっていた。
すごい成長だ。
マドリッドから来た女の子2人に出会う。
ビルバオから500km歩いてきているというと、びっくりされた。
彼女らは100kmほどらしいということで、気がつくと自分は結構先輩巡礼者になってるんだなあと気が付かされる。
脚が痛いそうで先輩風吹かして、手頃の長さの枝を杖にしてあげた。
彼女らからは道にある「モラ」という木の実が食べられることを教えてもらう。赤いうちはダメで黒く柔らかいものが甘くておいしい。
しばらく一緒に歩いていたのだけれども、別の8人ほどのグループと合流する。パーティーは大所帯に。
大所帯は苦手。
ひとつは言語能力の問題。1対1で話すより、1対多で話すほうが圧倒的に難しい。主語誰なのよ。
もうひとつは、いわゆるパリピ感というかウェーイ感が苦手。特に旅ではアウトプットを落としてインプットしたい。景色をみたり足が地面をつかむ感覚を楽しもうよ。
なのでそっと分かれ道で離脱。独り歩きに復帰。
僕は本質的には大人数は苦手で巡礼しても変らないっぽいと悟る。
長かった旅ももう残り少ない。この頃からいつまでも歩いていたいと思い始めるようになる。暦の上では夏は今日までだそうで。モラをヒョイパクしながら歩く。