Jun 8th, 2012
イラストレーターKOUZOUについて思うこと
カンクンは風が強い。
真っ白い何もない砂浜で海を眺めながら、読書をした。
そんな中、KOUZOUの事を思い出した。
僕が出発する6月1日の前日、
5月いっぱいで退社したスタッフ、それがKOUZOU(浅田幸三)だ。
4年間一緒に働いて、数えきれないほど一緒にゴハンを食べ、
震災あった日は一緒に会社に泊まって、不安ながらも酒を飲んで夜を明かした仲間だ。今日の会社の礎を築いた間違いなく立役者だ。
KOUZOUは会社に残れば、古株扱いで、今回の僕のように1ヶ月の休みをもらえ、その間お給料も支払われ、夏になればボーナスももらえた、のに独立を選んだ。
5月末の送別会は盛大に祝った。
内緒でプランを練って、会社にリムジンも呼んだ笑
みんなで正装をしてお寿司も食べた。
KOUZOUがやめた次の日、
正確には6月1日深夜0時にKOUZOUの個人アドレスから
会社のみんなに1通のメールが届いた。にくい演出。
ちょっとの挨拶と以下のURLがはりつけてあった。
http://longwalker.net/message/wab/
人間は変化を望みながら、実際に変化が訪れると不安を感じたり、躊躇するものだ。
チャレンジする人は素晴らしい。それだけで尊敬する。
会社をやり続けることは本当につらいが、その分普通では味わえない嬉しさもある。
人が増えれば悩みは尽きなく、1人1人としっかり向き合うと、四六時中会社の事が頭から離れないが、そんなこんなも、実はとても深く人生を充実させる為のものなのだと改めて気付かさせられる1通のメールだった…。
旅の合間に幾度となく、僕のはこのURLを見直している。