より良いデザインをするために。
より充実した人生を送るために。
2012年、ワヴデザインは「働き方すらもデザインしたい」という思いから、11ヶ月働いて1ヶ月休む、という試みを始めました。
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Wab Design INC. / ワヴデザイン
WEBをはじめ、印刷物からモーショングラフィックまで制作を手掛けるインディペンデントなデザインスタジオ。
www.wab.cc

Author

松本 龍彦

Tatsuhiko Matsumoto

ワヴデザイン代表
アートディレクター

2003年独立。ワヴデザイン株式会社代表。株式会社musuhi取締役。LIVING IN A BORING NATIONファウンダー、など。


Jun 17th, 2012

なぜ1ヶ月休みをとる事が出来たか?について考察する

1.短期仕事より、長期仕事にシフトしていった。
ここ2〜3年で長期仕事を受注できるように努めた、また基本はリピート仕事を主としていき、単発ではなく、長くお付き合いが出来る関係をクライアントと築いていった。

2.スタッフの人数を増やした。
僕の後に続いて3人がこれから1ヶ月休む、ので単純にマンパワーが必要。6人→12人に組織を拡大。1人のウエイトを軽くした。(もちろん、売り上げが向上していったという追い風があって拡大出来た)

3.自分の仕事をどんどん人に任せていった。
これは会社というより、僕個人の仕事におけるスタンスの変化。任せるという事は中途半端に口を出しちゃいけない。だから、あーそれダメって思っても忍耐が必要。失敗するまで見守る。その人のダメな部分も含めて個性として包容しなくてはいけない。で、自分にしか出来ない事だけに仕事を集約していった。その結果、仕事の分散がうまくいった。

4.単純に1ヶ月休みを実行した。
上記に色々あげたが、これが一番大きいかも…。スタッフに宣言して、やらなきゃマズイって状況に追い込んだ、のが一番の実行の決め手。

1人でやれる事は限られている。
もちろん人それぞれのスタンスはあると思うが、僕はチームが好きだ。
それぞれの得意分野で補って仕事をしていく。
このやり方で個性あふれる人で会社のメンバーを固めていきたい。
また人が増える事によって、思いもよらぬ事が起きたり、
思いもよらぬ所にたどり着くかもしれない、それが実は楽しみだったりするのだ。(予定調和なんでつまらない!)

1ヶ月休みを今後、毎年スタッフ全員で実行していければ、共感してくれる人も増え、結果的に会社にとって更なるプラスとなるはず。

この規模だから出来るフットワークの軽さで、
今後も柔軟に新しい価値観をもった集合体を目指していきたい。

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