より良いデザインをするために。
より充実した人生を送るために。
2012年、ワヴデザインは「働き方すらもデザインしたい」という思いから、11ヶ月働いて1ヶ月休む、という試みを始めました。
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Wab Design INC. / ワヴデザイン
WEBをはじめ、印刷物からモーショングラフィックまで制作を手掛けるインディペンデントなデザインスタジオ。
www.wab.cc

Author

松本 龍彦

Tatsuhiko Matsumoto

ワヴデザイン代表
アートディレクター

2003年独立。ワヴデザイン株式会社代表。株式会社musuhi取締役。LIVING IN A BORING NATIONファウンダー、など。


バルセロナを後にして、ロンドンに着いた。

ロンドンはニューヨークより、コスモポリタンな印象。ホントに様々な人種がいて、様々な言語が飛び交っている。

海外に行くとゴハンに困るが、行くにあたって日本の友人達が色々とおすすめを教えてくれた。助かる。昨日はGAYLONDONというおいしいカレー屋さんにありつけた。

17時にオックスフォードサーカスでロンドン在住の友人と会う。
海外の行ったこともない場所で、友人と待ち合わせ。
ほどなくして遠くから知った顔が近づいてくる、なんともいえない安堵感。がらにもなくハグなんかする。話は弾む。

お互いの近況、今までアウェイな印象だったロンドンが、
少しホームな感じになってしまう、気がする。
街を散策し、COVENT GARDENでおすすめのベルギー料理を食べ、PUBで語らう。

良い一日だった。


hugo。
イラストレーター。フランスと日本のハーフで、4カ国語を話すやつ。
9月に日本で個展をするそうで、その時日本に1ヶ月滞在する、
今度は僕がもてなす番。

 

ロンドンのTATE MODERNでDAMIEN HIRSTを。

やたら大きい実物のホルマリンの迫力、また生きた蝶を放飼いにしたスペースもありと、様々な趣向が凝らされていました。展覧会GOODSも充実していて何点か購入。

 

毎日バケーションかと思いきや、
そんな訳ではなく、1日1〜2時間は仕事している。

海外まできて仕事?と思いきや、
1日数時間の仕事で世界一周に行けるなら、お安い御用なんじゃないかと思う。

ヒースロー空港にいたら、日本から仕事の依頼電話がきた。
そういう時代だよなーとしみじみ体感。

午前中バルセロナ(スペイン)
昼フランクフルト(ドイツ)/トランジット
夕方ロンドン着

ユーロ圏とはいえ、着いた瞬間、あ、やっぱそれぞれ違うなって、すぐ感じる。

僕は今回、世界一周して色々と見てみたい!
というより、世界一周 “移動” してみたい!の方が強かった。

自分という存在が世界をグルっと一周回る、
その経験が出来れば、思い起こすだけでいつもでワクワク出来る、と思っている。(世界地図を見るだけでやばいはず)

なので、移動移動の連続。
やはり疲れるけど、それが目的の旅…。

1.短期仕事より、長期仕事にシフトしていった。
ここ2〜3年で長期仕事を受注できるように努めた、また基本はリピート仕事を主としていき、単発ではなく、長くお付き合いが出来る関係をクライアントと築いていった。

2.スタッフの人数を増やした。
僕の後に続いて3人がこれから1ヶ月休む、ので単純にマンパワーが必要。6人→12人に組織を拡大。1人のウエイトを軽くした。(もちろん、売り上げが向上していったという追い風があって拡大出来た)

3.自分の仕事をどんどん人に任せていった。
これは会社というより、僕個人の仕事におけるスタンスの変化。任せるという事は中途半端に口を出しちゃいけない。だから、あーそれダメって思っても忍耐が必要。失敗するまで見守る。その人のダメな部分も含めて個性として包容しなくてはいけない。で、自分にしか出来ない事だけに仕事を集約していった。その結果、仕事の分散がうまくいった。

4.単純に1ヶ月休みを実行した。
上記に色々あげたが、これが一番大きいかも…。スタッフに宣言して、やらなきゃマズイって状況に追い込んだ、のが一番の実行の決め手。

1人でやれる事は限られている。
もちろん人それぞれのスタンスはあると思うが、僕はチームが好きだ。
それぞれの得意分野で補って仕事をしていく。
このやり方で個性あふれる人で会社のメンバーを固めていきたい。
また人が増える事によって、思いもよらぬ事が起きたり、
思いもよらぬ所にたどり着くかもしれない、それが実は楽しみだったりするのだ。(予定調和なんでつまらない!)

1ヶ月休みを今後、毎年スタッフ全員で実行していければ、共感してくれる人も増え、結果的に会社にとって更なるプラスとなるはず。

この規模だから出来るフットワークの軽さで、
今後も柔軟に新しい価値観をもった集合体を目指していきたい。

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