より良いデザインをするために。
より充実した人生を送るために。
2012年、ワヴデザインは「働き方すらもデザインしたい」という思いから、11ヶ月働いて1ヶ月休む、という試みを始めました。
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Wab Design INC. / ワヴデザイン
WEBをはじめ、印刷物からモーショングラフィックまで制作を手掛けるインディペンデントなデザインスタジオ。
www.wab.cc

Author

渡邉 大純

Hirosumi Watanabe

デザイナー

トラックドライバーからパソコン修理まで幅広く経験後、2007年よりWeb制作に従事。2012年Wab Design INC.入社。


Oct 29th, 2014

おわりに

長くて短くていような
忙しくてのんびりなような
プライベートなようで仕事のような…

とにもかくにも一ヶ月が終わってしまった。

20歳くらいで社会人になって以来、
初めての長期休暇であった。

旅行からイクメン修行からピザ窯作りまでいろいろとやったが、
とにかく楽しかったことだけは間違いない。

振り返り

さすがに長い休み期間、中ダレがあったのも否めないが、全体的には当初の予定通り、日常のやりたかったことをほぼ片付けられたと思う。

各記事の日程をまとめるとおそらく10日にもならないので、残りは何をやっていたのだと突っ込まれそうだが、地味に下記のようなこともしていた。


・各種支払いのクレジットカード切り替え手続き
書類からオンラインまで全20件くらいを手続き。「いつでもできるけどずっとやらない事ランキング一位」が片付き心底スッキリ。

夏フェス
・親子で夏フェス
妻と毎年行っていた夏フェスに初めての子連れ参加。覚悟はしていたが、ほとんどの時間を遊具スペースですごした、、

・絶海の孤島!青ヶ島旅行CGのようなビジュアルを見て以来、一度行きたいと思っていた東京都の青ヶ島。島を囲む断崖絶壁、途中から崩れて無くなる道路、直線すぎて先が見えないトンネル、不思議な形の山など、まさにMYSTのような世界に迷い込んだかのような独特な雰囲気だった。


・バスルームの鏡のウロコ状水垢落とし
ダイヤモンドパッドという研磨スポンジを使ったら、今までの苦労が信じられないほど落ちて驚愕した。

・小児科付き添い
嫁さんと行ったら「パパさんは外で待っててくださいねー」と言われ問診は見れず。普段から子どもといないと普段の様子が話せないと気づく、、


・家の外壁掃除
高圧洗浄機を使ったらテレビ通販のように本当に綺麗になるので、つい楽しくなりウッドデッキからガレージから子どもの三輪車まで一日中やっていた。


・庭の草刈り
電動グラスバリカンを使ったら手作業の1/100くらいの時間と労力で終わり感動。(ヘタをすると指が飛ぶので子どもがいるところでは注意!)

グランツーリスモ5三昧
以前パイプで作った自家製コックピットで、夜な夜な世界のアマチュアレーサーとバトルした。


・旧車メンテナンス
ガレージで廃車になっているFIAT Pandaをいつか誰かに譲渡するために一応メンテナンス。


・富士登山
友人たちとの毎年恒例になっている富士登山。今年は最高の天候で、山頂から絶景が見れた。


・テーブル作り
PC用テーブルが欲しかったので、集成材(1000mm × 450mm × 25mm)にニス塗り&研磨をして仕上げた天板にネットで購入した鉄脚(H660mm)を合わせて、unicoあたりで売ってそうなテーブルを自作した。

こうしてみると、本当にいつもの週末にできそうなことばかりである。ただ、実際いつもの週末は買い物や別の予定に追われ、いつまでたってもできなかったりする。

そういったもろもろを一挙に片付けるというコンセプトの「“非”非日常の一ヶ月」夏休みは達成面、充実面において大成功であった。

東海林さだおさんについて

このブログであるが、ぼくの大好きな東海林さだおさんへのオマージュを込めて書いている。

ぼくはもともと小学生のころから文章を読むのも書くもの苦手であった。教科書の話でさえ数ページで飽き、読書感想文はほぼあらすじの説明に終始した。

 

しかし母親の影響で読んだ東海林さだおさんのエッセイ「ショージ君」シリーズだけは好きだった。

軽妙な語り口に始まり、急に「懊悩」「相剋」といった難しい単語を挟んだと思いきや、ラーメン屋のおろしにんにくやモテるモテないについて語るシュールさが当時のぼくにも面白かった。

(もっとも酒や男女の話は理解まで至らなかったが、、)

 

 

それがきっかけとなり本にも慣れ、今では小説なども読むようになったが、書く方はというと相変わらずからっきしダメである。

今読書感想文を書いても、やはりあらすじ紹介に終始するであろう。

 

そんなぼくが夏休みブログを書くことになってしまった。

 

今回の夏休みは内容が内容だけに、そのまま書いては本当にただの日記になってしまう。

ろくに文章も書いたことが無いのに、さてどうしたものか…

楽しい夏休みを前に、ぼくは頭を抱えて憂鬱であった。

 

そんな時思い出したのが、かの「ショージ君」である。

東海林さん風の軽妙さを真似して書けば、日常すぎる日常も面白可笑しく伝えられるかもしれない。

 

なにしろ東海林さんを読んで育ったぼくである。頭のなかにも東海林印が染み込んでいる自負も多少はあった。

これこそ一筋の光明!一縷の望み!希望の轍!と、とにかくすがることに決めた。

 

しかし。

 

その文体のなんと難しいこと…。

ニュアンスや言い回しが少し違うだけど、途端につまらなくなってしまう。

すがると決めたからには何とか最後まで書ききったが、あの軽妙な文体がどこに?というような、東海林さんとは似ても似つかぬ駄文に仕上がってしまった。

本当に、本当に恐縮である。

 

今更ながら、東海林さんのエッセイはやはり東海林さんしか出せない絶妙なバランスで書かれているのだなぁ、と改めて痛感した。

(あれだけ第一線で支持されている方なのだから一朝一夕で真似できるはずがなかった…)

さいごに

この貴重な夏休みの取得に際し、弊社代表をはじめとした会社メンバーには、相談から業務の調整、サポートまで本当にお世話になりました。

また文体を参考にさせていただいた東海林さだおさん、ピザ窯作りの参考にさせていただいたブログの方々等々、お礼を尽くしても尽くしきれません。

この場を借りて深くお礼を申し上げようと思いますが、最後くらい自分の文体で書くことにチャレンジしてみます。

 

ではいつものノリで。

 

「本当にあざますー!」

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